アルマイト材への溶接に関する一考察

これまで不可能と言われてきたアルマイト処理済み素材への溶接を多角的にテストしています。
アルマイトとは、電気分解により人工的にアルミニウムの表面に酸化皮膜を成長させ、耐食性や耐摩耗性を向上させる表面処理です。
現行では切削後や溶接後にアルマイト処理するのが常識ですが、後アルマイトゆえの風合いの不安定さや納期がネックとなります。
皮膜を剥離する事なく、つまりアルマイト特有の質感を損なわずに溶接を可能にする事で、建材や光学部品、内装品などへの活用が期待できます。
強度を確保しながら、美観も妥協しないという相反する課題への答えを探っています。

左:A6063 t1.5 30*30 アングル ブラックアルマイト
右:A6063 t2.0 20*20 角パイプ シルバーアルマイト
 
画像は独自のプロセスを用いた突き合わせ溶接のサンプル。
このプロセスでは特に薄物でこそ真価を発揮しますが、条件によっては、難溶接材であるアルミでも5ミリ厚の突き合わせ溶接の実績もございます。